【2026年版】Claude Codeの始め方|5ステップで実装できる入門ガイド
ひとことで言うと何か
Claude Codeは、Anthropic社が提供する生成AI(Claudeのこと)が、プログラムのコードを書いたり実行したりできる機能です。言い換えると、AIがあなたの代わりにコンピュータに指示を出すプログラムを作成し、その場で動かせるということです。
料理の例で考えると、「このレシピで料理を作って」と指示すれば、AIが食材を用意し、調理を進めてくれるような感じです。プログラミングの知識がなくても、やりたいことを説明するだけで、AIがコードを書いてくれます。
なぜ今注目されているか
2026年5月現在、Claude CodeはバージョンV2.1.161(最新版)に更新され、より安定して動作するようになっています。特に注目される理由は3つあります。
1つ目は、ダウンロード可能になったことです。これまではWebブラウザでしか使えませんでしたが、今はパソコンやスマートフォンに専用アプリをインストールして使えるようになりました。
2つ目は、Androidスマートフォンでも動作することです。Termuxというアプリを使うことで、AndroidスマートフォンでもClaude Codeを走らせることができるようになりました。これは、スマートフォンしか持っていない人にとって大きな変化です。
3つ目は、繰り返し使える技能が作れるようになったことです。一度作った便利な処理を「スキル」として保存しておき、次のプロジェクトで使い回すことができるようになりました。料理で言うなら、一度完成させた「ハンバーグの作り方」というレシピを保存して、今後何度でも参考にできるようなものです。
さらに、MCP(新しい連携規格のこと)に対応することで、Claude Codeが他のツールやサービスと協力できるようになりました。WikiやデータベースといったAIの外にある情報源と連携して、より強力なプログラムが作れるようになったのです。
何ができて何ができないか
できること
Webサイト制作が1つの大きな使い道です。「ネットショップみたいなサイトを作りたい」「会社の紹介ページが欲しい」と伝えれば、デザインから動作まで全部AIが作ってくれます。これまでなら、専門の業者に数十万円かけて依頼していたような内容が、自分で作れるようになります。
プログラム開発も可能です。「天気予報アプリを作りたい」「営業データを分析するプログラムが欲しい」といった要望に、AIが応えてくれます。プログラミングの経験がなくても大丈夫です。
業務の自動化も考えられます。毎月手作業で行っているデータ処理や書類作成を、プログラムが自動でやってくれるようにできます。月100時間かかっていた作業が数時間に短縮されるといった話も実際に起きています。
複数セッションでの改善:最初に作ったコードに対して、別の会話で「もっとシンプルにして」「このエラーを直して」と言うと、AIがその指示に応じて修正版を作ってくれます。
他のツールとの連携:MCP対応により、Wikiやデータベース、外部のAI、その他のプログラムと一緒に動くコードが作れます。
リアルタイムでの実行:書いたコードをその場で動かして、結果をすぐに確認できます。v2.1.161のアップデートにより、複数ファイルの同時編集やエラーハンドリングの精度も向上しています。また、長時間実行されるタスク(データベースクエリや大規模ファイル処理など)のタイムアウト問題も改善され、より安定して動作するようになりました。
できないこと
複雑な仕様の把握が難しい場合があります。例えば、社内ルールが複雑に絡み合っているような業務の場合、AIに説明するのが大変です。曖昧な指示では上手くいきません。
高度なセキュリティが必要な場合は向きません。銀行のシステムのように、情報漏えい対策が最優先される場面では、AIが作ったコードだけでは足りません。専門家による安全チェックが必要です。
デザインの細かい好みの実現は限界があります。「色合いがしっくりこない」「ボタンの位置をあと1ミリ左に」といった、感覚的な調整は人間が手で行う必要があります。
無から有を生み出すような創造性:「誰も見たことのない新しい使い方を発明して」という要求には、AIも苦手です。既存の方法の組み合わせや改良が得意な分野です。
はじめてみるには
1. PCでの始め方
Windows PCやMacで始める場合、まずAnthropic公式のGitHubページにアクセスします。Windowsなら「.exe」、Macなら「.dmg」ファイルを選んでダウンロードします。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックするだけでインストールが始まります。通常のアプリと同じ感覚で進められます。
インストール後は、Claude のAPIキー(アクセスコード)を登録する必要があります。Anthropic公式サイトでアカウント登録(無料枠あり)をして、APIキーをコピーし、Claude Codeの設定画面に貼り付ければ準備完了です。
2. Androidスマートフォンでの始め方
AndroidスマートフォンでClaude Codeを使うには、少し特別な準備が必要です。
まず、Google Play ストアから「Termux」というアプリをダウンロードしてインストールします。これは、スマートフォンの中に小さなコンピュータを作るようなアプリです。
Termuxを開いて、いくつかのコマンド(コンピュータへの指示文)を入力します。具体的には、Linux(パソコンのOSの仲間)とUbuntu(Linuxの一種)という環境をセットアップするための命令を実行します。詳しい手順は、開発者向けサイト「Dev.to」に2026年版のガイドが公開されています。
手順を終わらせれば、スマートフォンの画面でClaude Codeが動作するようになります。
3. Claude Codeに説明する
Claude に「こういう結果が欲しい」と説明します。知識がなくても大丈夫。日本語で、つまり「家族や友人に説明するのと同じ言葉」で書けば、AIが理解しようとします。
例:「30分かかった日々の食事記録を、ボタン1つで自動的に分類して、カロリーと栄養をまとめてくれるプログラムがほしい」
4. AIが書いたコードを見て、修正する
AIが提案するコードが画面に出ます。「ちょっと違う」「ここはこうしたい」という指示を何度も出せます。1回のやり取りで完成するのではなく、何度も改善できるのが強みです。
5. 他のツールと組み合わせる(MCP を使う場合)
もし WikiやデータベースなどのAIの外にある情報を活用したいなら、MCP連携を設定します。これにより、AIが必要な情報を自動で取ってきて、プログラムに組み込むことができます。
繰り返し使える技能(スキル)の作り方
Claude Codeの最新版では、「スキル」という機能が追加されました。これは、一度作った便利な処理を保存して、何度も使い回すというものです。
例えば、Webサイトをいくつか作るとします。「商品を一覧で表示する仕組み」「お問い合わせフォーム」「ユーザー登録機能」といった、どのサイトにも必要な部品を毎回ゼロから作るのは手間です。
スキルを使えば、初回に一度だけしっかり作った「お問い合わせフォーム」を「テンプレート」として保存できます。次のプロジェクトでは、そのテンプレートを呼び出して、細かい部分だけカスタマイズすればよいわけです。製造業での「型」のようなものと考えると分かりやすいです。
開発者の間では、このスキル機能により、Webサイト制作の時間が大幅に短縮されたという報告があります。これまで1ヶ月かかっていた案件が、数週間で完了するようになった例もあります。
他のAIコーディングツールとの使い分け
2026年現在、Claude Code以外にも ChatGPT・Windsurf・GitHub Copilot・Gemini・Continue など多くのAIコーディングツールが登場しています。それぞれ得意なことが異なるため、目的に合わせて組み合わせるのがコスパ最強の使い方です。
「複雑な要件を相談したい・丁寧な説明がほしい」→ Claude
- コード生成の精度が高く、「なぜそう書くのか」の理由まで教えてくれる傾向があります
- 長文の扱いに強く(20万トークン対応)、大規模なコードレビューや設計相談に向いています
- Cursor IDEとの組み合わせで、ファイル全体を一度に見ながら複雑な設計相談ができます
「リアルタイムでエディタ補完がほしい」→ GitHub Copilot or Windsurf
- VS CodeやJetBrainsなど人気エディタに統合でき、1行ずつの提案が高速です
- GitHub Copilotは月額10〜30ドルの固定料金で、毎日フルタイムで使う開発者に向いています
- 既存プロジェクトの文脈を読んだ補完が得意です
「複数のLLMを組み合わせたい・ローカルで動かしたい」→ Continue
- VSCodeおよびJetBrains IDEで動作するオープンソースの拡張機能です
- Claude・GPT・Gemini・ローカルLLMなど複数のモデルを同じ環境で切り替えられます
- インターネット接続不要のローカルLLM(OllamaやLM Studio経由)にも対応しており、セキュリティが重視される業務にも向いています
- 2026年6月現在、VSCode版はv1.3.40がリリースされています
「手軽にブラウザで相談したい」→ ChatGPT or Gemini
- ツールのインストール不要で、日本語での質問もしやすいです
「とにかく低遅延の補完がほしい」→ Codeium
- 軽量で補完遅延が低く、シンプルな補完に特化しています
予算ゼロで始めるなら、Claude web版(無料)・ChatGPT無料版・Windsurf無料版を各1週間ずつ試して、使いやすいものを選ぶのがおすすめです。月額数千円の投資ができるなら「Windsurf Pro(エディタ補完)+ Claude web版(相談)」の組み合わせがコスパに優れています。
なお、「補完がメイン」のGitHub Copilotと「会話がメイン」のClaude Codeでは作業体験が根本的に異なります。複雑な設計相談やファイル全体の理解が必要な作業が増えてきたと感じるなら、Claude Codeへの移行を検討するタイミングかもしれません。一方、毎日フルタイムでコーディングし、素早い補完を重視するならGitHub Copilotの月額固定プランの方がコスト面でも有利です。「複数のAIを試しながら自分の環境に最適なものを探したい」「セキュリティ上の理由でローカルLLMを使いたい」という場合は、Continueが強力な選択肢になります。
Continueとは何か・Claude Codeとの違い
Continueは、GitHubで公開されているオープンソースのAIコーディング拡張です。VSCodeとJetBrains IDEの両方で動作し、複数のLLM(大規模言語モデル)を組み合わせて使えるのが特徴です。
Claude CodeはAnthropicが提供するClaude専用のコーディングツールですが、Continueはプラグインアーキテクチャにより、Claude・OpenAIのGPT・Gemini・ローカル実行するLLMなど複数のモデルを同時に活用できます。つまり、Continueは「複数のAI能力を自分の環境に合わせて組み合わせる」プラットフォームです。
Continueの大きなメリットは以下の3点です:
- ローカルLLMが使える - インターネット通信が不要でセキュアに動作させられます
- 複数のAIを切り替えられる - 同じプロジェクト内で「これはClaudeで、これはGPTで」と使い分けが可能です
- 完全にオープンソース - ソースコードが公開されており、カスタマイズできます
2026年6月現在、ContinueのVSCode版はv1.3.40にリリースされています。
Continueのインストール手順(VSCode)
ContinueをVSCodeに導入するには、拡張機能マーケットプレイスから検索してインストールするのが最も簡単です。
- VSCodeを開き、左サイドバーの「拡張機能」アイコンをクリック
- 検索ボックスに「Continue」と入力
- 「Continue - Copilot for coding」という公式拡張を選択してインストール
- インストール後、ホームディレクトリに
~/.continue/config.jsonという設定ファイルを作成
設定ファイルの基本例(ClaudeのAPIキーを登録する場合):
{
"models": [
{
"title": "Claude 3.5 Sonnet",
"provider": "anthropic",
"model": "claude-3-5-sonnet-20241022",
"apiKey": "YOUR_ANTHROPIC_API_KEY"
}
]
}
YOUR_ANTHROPIC_API_KEY の部分に、Anthropic公式サイトから取得したAPIキーを貼り付けてください。
ローカルLLMとの連携(Ollama使用)
Continueの特徴であるローカルLLMを使うには、Ollamaというツールを組み合わせます。
- Ollamaの公式サイト(https://ollama.ai)からインストーラーをダウンロードしてインストール
- ターミナルで
ollama pull mistralを実行してモデルをダウンロード ollama serveでローカルサーバーを起動config.jsonに以下を追加してContinueと連携
{
"title": "Mistral(ローカル)",
"provider": "ollama",
"model": "mistral",
"apiBase": "http://localhost:11434"
}
このように設定すると、APIキーなしでローカルLLMが使えるようになります。
Claude CodeとContinueの使い分け
| 場面 | 推奨ツール |
|---|---|
| シンプルにClaudeの最新モデルを使いたい | Claude Code |
| ローカルLLMでセキュリティを高めたい | Continue |
| 複数のLLMを同じプロジェクトで試したい | Continue |
| オープンソースで完全カスタマイズしたい | Continue |
実践的には、Continueはローカルでのテストやプロトタイピング、セキュリティが重視される業務向けです。一方、Claude CodeはAPIを通じた最新モデルをシンプルに活用したい個人開発や小規模チーム向けといえます。
注意したいこと
APIキーは絶対に人に教えてはいけない
APIキーは、銀行の暗証番号のようなものです。これを他人に知られると、勝手に使用される可能性があります。GitHubやSNSに貼り付けてしまわないよう注意しましょう。また、Claude Codeがターミナルコマンドを実行する際、APIキーやパスワードを誤ってコマンドに含めないよう注意が必要です。実行ログが履歴として残る場合があるためです。なお、GitHub CopilotはOAuth認証で簡単ですが、Claude Code(API利用時)はAPIキーを自分で管理する必要があります。.envファイルへの保存やローカル環境での漏洩リスク管理が発生する点を覚えておきましょう。Continueを使う場合も同様に、config.json へのAPIキーの記述には注意が必要です。
AIが完璧とは限らない
Claude Codeは非常に便利ですが、AIが作ったプログラムやコードが100%完璧とは限りません。特に初めて使う時は、AIが生成したコードを実行する前に、自分の目で確認することをお勧めします。単純な計算は合っていても、複雑な処理では間違っていることもあります。テスト的に実際に動かしてみて、想定と違う動きがないか確認する習慣をつけましょう。
セキュリティ情報を混ぜない
Claude Codeに仕事の情報を入力する時は、会社の機密情報やお客さんの個人情報を絶対に含めないでください。Anthropic側のサーバーに情報が記録される可能性があるためです。APIキーやパスワード、クレジットカード番号など、秘密情報をClaudeとの会話に含めてはいけません。もしそうしたコードが必要なら、「この部分には自分で○○の値を入れてね」という、骨組みだけをAIに作らせる方法を使いましょう。なお、Continueのローカルモード(Ollama連携など)を活用すれば、機密性の高いコードをAIに渡す際でも外部サーバーへの通信を避けられます。
ターミナル実行時の環境設定に注意
Claude Codeはターミナルコマンドを直接実行できる分、環境変数やパスが間違っていると予期しない動作をする場合があります。あらかじめプロジェクトのルートディレクトリ構造をClaude Codeに教えておくと、こうしたトラブルを防ぎやすくなります。また、危険なコマンド(rm -rf /など)は自動検出して実行を拒否する機能があります。
なお、v2.1.161ではツール名の大文字小文字区別がより厳格になりました。ツール定義には小文字とアンダースコアを使うよう統一しておくと、予期しないエラーを防ぎやすくなります。
インターネット接続が必須
Claude Code は、AIとの通信が常に行われます。オフラインでは使えません。ただし、Continueとローカルモデル(Ollama等)を組み合わせた場合は、オフライン環境でもAI支援が受けられます。
複数セッションの協力パターンを理解する
Claude Codeは、複数の人(または同じ人の複数の会話)でAIと協力する時、11のパターンがあることがわかっています。例えば、Aさんがコードの基礎を作り、Bさんがそれを改善する、といった協力方法です。チーム開発でこの機能を使う時は、こうしたパターンを知ることで、より効率よく進められます。
著作権に注意
AIが生成するコードやデザインには、既存のオープンソース(だれでも自由に使えるプログラム)が含まれる可能性があります。商用利用(お金を稼ぐために使う)する場合は、そのコードの著作権ライセンス(使用権の条件)を確認してください。また、既存の有名なサイトやアプリに似たデザインになった場合、著作権問題に発展する可能性があります。「このデザインは本当にオリジナル?」と一度立ち止まって考える癖をつけておくとよいでしょう。
学習の機会をなくさない
Claude Codeは便利ですが、AIへの依存が強すぎると、プログラミングの知識が身につきません。「プログラミングを覚えたい」という目標なら、AIに全部任せずに、生成されたコードを読み込み、なぜそう書くのかを考える時間をとることをお勧めします。基本的な知識があれば、AIへの指示もより具体的になり、より質の高い成果物が得られるようになります。AIは良い先生になり得ます。
まとめ
Claude Codeは、2026年5月現在、プログラミング初心者が簡単にプログラムを作り始められる強力なツールです。バージョンv2.1.161への更新により安定性と複数ファイル編集の精度が増し、長時間タスクのタイムアウト問題も改善されました。Windows・Mac・Androidのすべてのプラットフォームで使えるようになっており、スキル機能による繰り返し使える部品の蓄積、MCP によるツール連携、そして11の協力パターンにより、個人から小規模チーム、さらには大規模な開発の補助まで、様々な場面で活躍します。
なお、2026年現在はChatGPT・Windsurf・GitHub Copilot・Gemini・Continueなど競合ツールも充実しており、「エディタ補完はGitHub CopilotやWindsurf、設計相談はClaude、複数LLMを試すならContinue」のように役割を分けて組み合わせるのが、コスパ最強の使い方として注目されています。「補完がメイン」か「会話がメイン」か、あるいは「ローカルLLMでセキュリティを確保したい」かという作業スタイルの違いを意識しながら、まずは無料版で複数のツールを試し、自分の開発スタイルに合ったものを選んでみましょう。
まずは「こんなことできたら」という小さな希望から始めて、AIとの会話を通じて、徐々に複雑なプログラムに挑戦していくことをお勧めします。セキュリティと著作権さえ気をつければ、プロの開発者でなくても、あなたの「やりたいこと」を形にしやすい時代が来ています。
あわせて読みたい
- Claude Codeとは何か。できることと使い方、料金を初心者向けに解説
- Claudeのプロンプト設計って何?AIに正確に指示する方法を基本から解説
- Claude Codeとは?2026年最新版・インストールから認証6種まで完全ガイド